• 歯のお話

    こんにちは。院長の松川です。

    歯や歯並びについてのお話を紹介します。
    皆さんからの疑問などございましたら、お寄せください。
    できるだけ、お答えしようと思っています。

  • 第2話 よく噛む事の大切さ

    • 今回は、そしゃく回数(噛む回数)や噛む力が原因となる様々な影響についてお話しましょう。
       通常、硬いものを食べると『よくかんで』食べようとするため自然と噛む力は強くなり、そしゃく回数が増えることとなります。そのとき、それらが歯茎を刺激し、それがマッサージ効果となり健康な歯ぐきを作り上る大きな要因となるのです。


       また、繊維質を多く含むふき・ごぼう・セロリ等をよく噛むと歯をブラッシングに似た効果が期待でき、歯垢を洗い流してくれ、むし歯にもなりにくくしてくれます。

       そしてよく噛むことが、近年問題となっている『肥満』を防ぐ事につながります。
       最近の調査・研究の結果、肥満の15%以上の子供に見られる傾向として、硬い 物よりやわらかい物を好んで食べているということがわかりました。
       やわらかい物が多い食事ばかりだと、よく噛まずに丸呑みしてしまいがちです。
       結果、食事時間の短いいわゆる『早食い』状態となり、逆に消化に時間が必要となって脳内の満腹中枢が刺激されるまでに時間がかかるため、より沢山の食事量をとってしまいがちです。
       よく噛んで食べることを心がけると、自然と食べ物は消化されやすい状態となり食事に程よい時間がかかり、初めに食べたものが順次消化吸収され、満腹中枢が刺激されることになります。つまり、必要以上の量を食べなくても食事の満足感が得られるわけです。

       そして程よい食事時間は、情緒の安定にも関係してきます。
        『食事』というものは、単に栄養をとるという行為だけでなく、ストレスを解消し、安らぎを得るという効果があるのです。
       よく噛むことにより口内に感覚的な刺激を与えるだけでなく、味覚が脳を刺激し、味を楽しむ余裕が生まれ、結果的に食事時間が豊かな時間となり、情緒の安定につながります。

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